リサーチマインド

①統計解析に関すること、②文章の書き方に関すること、③自分の考えに関することを主に書きます。

なぜ統計解析を学ぶのか

今日(6月3日)はなぜ統計解析を学ぶのかについて書いてみる。

 

前提として、私の職業は理学療法士である。

 

理学療法士とは(日本理学療法士協会HPより引用)

ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

 

統計解析を学ぶ理由は色々とあると思うが、あくまで個人的な理由を述べる。理学療法士は当然ながら患者を治療して改善を目指すわけであるが、治療の効果判定をどうやって行うのかということが問題となる。過去のリハビリテーション分野における効果判定は主観によるところが多かったように思う。「なんとなく患者が良くなりました」とか、「歩くのが上手になりました」とか、「おかげで無事に退院できました」といった具合である。しかし、それを続けていて果たして自分が成長し、そして世間にリハビリテーションの効果をきちんと示すことが出来るのだろうかと疑問に思う。

 

そこで、リハビリテーションの効果を客観的に判断するための武器となるのが統計解析である。統計学の詳しい知識までは知らずとも、統計解析を「手段」として実施することができれば、十分な武器になる。また統計解析の方法論を学ぶだけでも、臨床における思考が変わってくる。例えば「どの時期にどんな評価を行えば効果判定が出来るか」とか「この評価のバラツキはどの程度あるのか」などを考えるようになる。さらに言えば、実生活においても、人の話やテレビの情報を鵜呑みにすることも減るし、いかに自分が主観的な考えをしていたかに気が付く。

 

私は、統計解析を学ぶことで、理学療法士としての仕事に役立つだけでなく、思考にも影響を与えてくれると考えている。